今日、仕事で、別の拠点でがんばっている2年目の社員が作ってくれた書類を確認していて、愕然としました。というのも、期待のレベルをあまりにも下回っていたからにほかありません。
4月のいま、2年目ということは、入社して1年が経過したわけです。それなのにどうして? と言わずにはいられませんでした。
間違いだらけの書類
結論から言えば、あまりにも間違いや意味の取り違えが多かったのでした。
2年目といっても、たかが一年で完璧なスキルは身に付きません。間違えることだってあります。だから、間違えていることや認識違いなどは別にいいと思うんです。
でも、今回は見逃せないレベルでした。「こうしてほしい」とお願いしたことはほとんどお願いした通りにはなっていません。どう考えても、勝手に判断して作っていました。さらに悪いことには、完成を急いだため間違いだらけの資料になってしまった、というわけではなく、もう納期寸前でこんな状態でした。
確認しない理由
どうして確認を取らなかったのか。それは仕事を振る側であった我々が、その社員さんの活動拠点は別の拠点であることが挙げられます。
物理的に距離が離れているため、接点はどうしても電話かテレビ会議かメールになってしまいます。そうすると、年齢の若い方は委縮するに決まってますよね。ぼくだって逆の立場だったら絶対に嫌です。
ですが、もし同じような立場の方がいれば、少し待ってほしいんです。確認を取ることの大切さを一度、振り返ってほしいんです。
はっきり言って、仕事中の勝手な判断は間違いなく裏目に出ます。「余計なことをするな」と言われたり、「やるべきではなかった」と感じることがほとんどです。
だから、どんな些細なことがあっても、絶対に確認しましょう。聞けないひとより聞けるひとのほうが間違いなく優秀です。
確認しない上司や先輩
ここまでは若手の心構えだとか、意識の問題ですが、そもそも違う拠点の若手に依頼しているのに、それを統括する上司なり先輩のフォローはないことに怒りが抑えきれませんでした。
事前にチラっと見てあげるだけで今回のほとんどのことは抑えられたはずです。それなのにそうなっていないということは、だれも確認を取らないし、フォローもしていないことの表れです。
だから、いまこの時期、いろんな方が新人教育に勤しまれていると思いますが、ちゃんと付き合ってあげてください。わからないことがあっても怒らないで教えてあげてください。間違えたことをやった時はちゃんと間違っていることを伝えてあげてください。若手や新人は判断するための材料(=経験)がないのだから、何も知らないことは0から作り上げなければならないし、そんなものは大抵無理があるんです。さっきも書きましたけど、そんなものは裏目に出て、良いことなんてまるっきりありません。
新人のミスは上司のミスです。ちゃんと向き合って、ひとつずつ解決していかないと、若手は育ちません。学びません。だって学ぶための材料がないんだから。
まとめ
とにかく、上司はちゃんと若手社員の行動をきちんと見てあげること。そうしないと、若手は正しい行動をとれません。
それから、若手はちゃんと確認すること。でないと、だれも行動に保証できません。
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