2015/04/22

在宅勤務、やってみたい? ぼくはもうやりたくない。

GIGAZINEに「職場よりも自宅の方が仕事の生産性と満足度が向上することが判明」という記事がありました。

在宅勤務って、多くのサラリーマンにとっては憧れのワードじゃないでしょうか? スーツを着なくていい、満員電車に乗らなくていい、嫌な上司と顔を合わさなくていい……。やりたい理由はいくらでも思い浮かびますよね。

実はぼく、在宅勤務を数ヶ月やったことがあるんです。そのおかげで、いまは立派な在宅勤務の否定派になりました。記事は「なるほどね」と思いましたが、できればぼくは二度とやりたくない。

なので、今日はその理由について書いてみたいと思います。

いいことばかりでない在宅勤務

記事の中にも記述がありましたが、在宅勤務はだれにでもできる仕事の形態ではありません。向き不向きがあります。

ぼくは間違いなく「不向き」なほうでした。

不向きでしたし、いま思い出しても、在宅勤務の期間は苦痛で仕方なかったです。

サラリーマンやってますから「家で仕事できる」ということに憧れの気持ちを持つひとを何人か見ましたけれど、心の中で思うんです。

「やめておけ」って。

周りに他人がいないことの弊害

ぼくの何が在宅勤務に向いていないって、かんたんに言うと、サボっちゃうんですよ。

それも、「今日は適当でいいや」というサボりではなくて、モチベーションが下がっていくのでサボっちゃうんです。

だって、だれもいませんからね。うるさい上司もいなければ、ライバルになりそうな同期や後輩もいない。仕事中も仕事終わりも、いつでもひとりです。生活にメリハリがない。

周りに嫌な人間しかいないということであれば、在宅勤務のほうが幾分かマシだと思いますけど、そうでないなら在宅勤務への憧れは捨てるべきです。

つまらない生活

在宅勤務にすると、当然周りにひとはいませんから、ひとりの時間が異常に増えます。

特別、ひとの集まる趣味のないひとは、一週間、いや一月をひとりで過ごすことなんて、ザラだと思った方がいいです。

ぼく自身、ひとりで出かけたりするのは好きですが、それでも他人との接触がないことにこれほどまでつらいものだとは思いもしませんでした。

そうすると、純粋に生きることへのモチベーションがお金だけになります。とはいえ、そもそも外界との接触が絶たれるわけですから、お金への執着心もいつしか消えていきます。

移動のない日々

会社に通勤することで、時には寄り道ができます。ジムへ通うでもいいし、行きつけのバーへ行くでもいいです。

でも在宅勤務だと、カフェで仕事をするなど、何かしらの理由をつけて外に出ない限り、延々自宅に引きこもらざるを得ないわけです。

ちゃんと生きていくために金を稼いで生活して、その結果が引きこもりですよ。どうです? これ。

どんな仕事だったらいい?

間違いなく言えるのは「ひとと会う仕事」です。それであれば在宅メインの仕事でも楽しめるんじゃないでしょうか。

人間、ひとりだけで得られる刺激なんてわずかなものです。自分の知らない刺激は他人から何らかの形で受け取るしかないんです。

在宅勤務をやってみて、そのことにようやく気付きました。

だからぼくは在宅勤務否定派です。これからもきっと、肯定することはできないでしょうね。だって、つらいもん。

在宅勤務のその前に

もしこれから在宅勤務を始めようと思っている方。始めたいと思っている方がいらっしゃいましたら、ぼくは全力でおすすめしません。

でも、冒頭に書きましたよね。「在宅勤務は向き不向きがある」って。

あなたが向いていればそれでいいんです。向いてなければ、絶対にやめたほうがいい。

だから、在宅勤務をすることで、自分の仕事の生産性があがるのかどうか、それを必ず見極めることをおすすめします。

ただ、あこがれているだけで始めちゃうと、とんでもない目に遭いますから……。

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