2015/05/08

iText Padを使って、iPadで文章を書こう!

ブログではなく、純粋に文章を書く環境がほしいと思い、iPadのテキストエディタを探してみたところ、結構多いんです。多い割に、これまた高額なアプリも多いんです。

そんな中、比較的シンプルで、でもカスタマイズにも優れていて、使い勝手の良さそうなエディタがありました。値段もリーズナブルで、いいエディタだと思ったのでご紹介します。

文章に集中できるエディタ

iText Padは、純粋に文章を打つためのエディタです。だから、Markdownの機能はありません。

ぼくはそこが気に入りました。

もちろん、ブログを書く時は、Markdown記法が便利です。もう手放せなくなりました。

けれども、ぼくにとってMarkdown記法の唯一の弱点は、文章そのものに集中できないことでした。

Markdown記法を使って書いていると、文章の整形が気になってしまって、文章そのものに集中できないことが何度かありました。

ぼくはブログに載せる文章を書くことがiPadのメイン用途ですから、それでもいいのかもしれません。でも、ここまで文章を書くことを重視している以上、文章を書く作業に集中できる環境がほしいのも事実でした。

このiText Padは文章を書くことに主眼を置いたエディタです。もちろん、求めるものが完璧かと言われると、残念ながらそうではありません。しかし、完璧にかなり近いことも事実です。

見た目のカスタマイズ性があまりにも高い

まず、特徴として、文章を読むためのレイアウトが豊富です。

驚くべきは、縦書きに対応しています。

また、見た目についても設定の種類が豊富です。

背景に何もなく、ただ行番号だけを表示させた状態にすることもできます。

ノートのように、罫線を表示することもできます。

それに、原稿用紙のように表示することも可能です。

書き手が自分の読みたいかたちにして文章を閲覧することができるんです。

これは他のエディタにはない、大きな要素だと思います。

原稿用紙レイアウトで自分の文章を読んでみると、結構感動しますよ。なんだか、作家になったような気分になれます。

文字数カウントが地味に便利!

近頃はエディタに標準装備されることが増えた文字数のカウント機能ですが、このアプリにもバッチリ搭載されています。

惜しむらくは、原稿用紙換算枚数がないこと……。とはいえ、いまどきは文字数で文章量を決めることが多いみたいですので、充分かもしれません。

クラウド連携もバッチリ

EvernoteやDropboxに連携が可能です。当然、保存もできますし、既存のデータを修正することもできます。

こんなふうに、まるでローカルフォルダのような感覚で操作することができます。

だから、パソコンや別の端末で書いた文章の続きをiPadで仕上げる、なんてことも夢ではないんです。

個人的にはここが一番大きなポイントだと思っています。

実際、ぼくなんかは、iPadで書く以上、iPhoneやパソコンでも見られる状態にしておきたいと考えています。いつもiPadを開けるわけではありませんからね。

そんな時、EvernoteやDropboxにデータを保存しておけば、当然、別端末からいくらでも閲覧が可能ですし、続きを書きたくなれば、端末は問わないわけです。

移動中はiPhoneで執筆、カフェではiPadで執筆、家ではパソコンで執筆、なんてことも可能になるわけです。

iPadだけで小説を書いてみたい

ぼくはいまのところ、ブログに載せる文章を書くためにiPadを使っています。でも、いつかはブログに載せるための文章ではなく、小説とかシナリオなんかも書いていきたいですね。

と、言いつつ、実はいま、ちょっとチャレンジしています。今回の記事で掲載している画像は、いま執筆中の小説です。果たして、iPadだけで書き切ることができるのか。そもそも途中で脱落しそうな気もします(笑)

ハードウェアキーボードでも嬉しい予測変換

ハードウェアキーボードを使っていると、確実に予測変換が表示されてしまいます。

が、もちろん必要な時には必要な「予測変換」。これについて、文章が長くなり、末行を修正すると、変換一覧が画面外に表示されて、何が起きているのか、起きたのか判別できない状態に陥るエディタがあります。

しかし、このiText Padはそれを防いでくれます。末行まで行っても、ちゃんと変換一覧はしっかり表示してくれます。

わざわざ手でスクロールしなければならない、なんて面倒なこともありません。

ちょっとだけ不便なところも

このアプリ、少し残念なのは、レイアウトをいくら指定しても、文章を書く状態にすると、設定したレイアウトと違う状態になるんです。しかも、縦書きはあくまで閲覧しかできず、執筆中は絶対に横書きへ変換されてしまいます。

これを編集しようとすると、

こうなっちゃうんです(涙)

ここはぜひとも改善してほしいポイントです。

さらに不安なのが、テキストを自動的に保存してくれないんです。アプリを終了させても、編集中のテキストを開いたままにしてくれるのですが、万が一、アプリが強制終了してしまったら……。そのあたりは非常に不安ですね。

まとめ

完全に優れたツールとは言えませんが、文章に集中できるツールとして、iText Padは非常におすすめです。

iPadだけでの執筆環境を考えているのであれば、購入してみる価値はあると思います。

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